肩こりや四十肩でよく聞く肩関節ってどこでしょう?

トレーニング

大阪市北区(中崎町・梅田)のパーソナルトレーニングジム『Suitable(スータブル)』の朝山です☆

今日は「肩複合体」についてです。

人間のカラダには206個の骨が存在しており、それらの骨が2つあるいはそれ以上の組み合わせで「関節」が構成されています。もちろん関節は肩にもあるわけで、今日はこの肩の関節についての大枠だけまとめておきます。

肩関節と呼ばれている関節は、専門用語では「肩複合体」と呼ばれています。
複合体と呼ばれるぐらいですから、関節がいくつか集まっているわけですね。

まず、肩の関節に入る前に肩甲骨の動きだけサラッと確認しておきましょう!

肩甲骨の主な動きは6つです。

  1. 内転
  2. 外転
  3. 挙上
  4. 下制
  5. 上方回旋
  6. 下方回旋

肩甲骨のなんとなーくのイメージを持ったまま、続いて肩複合体を見ていきましょう!

肩複合体
①肩鎖関節
②胸鎖関節
③肩峰下関節
④肩甲上腕関節
⑤肩甲胸郭関節

①肩鎖関節

肩甲骨と鎖骨による関節です。
筋肉による影響自体は少ない関節と考えられています。

右後ろ側から見た状態

挙げられる症例としては、肩鎖関節脱臼が多いですかね。

②胸鎖関節

胸骨と鎖骨で構成されている関節です。

胴体部分と繋がっているのはここだけになります。
肋骨の上に肩複合体がカポッと乗っかり、その上に頭蓋骨が乗っているようなイメージです。(絶妙な表現が見つかりません笑)
つまりここがズレていると、身体の回旋の歪みに繋がることも考えられます。

胸の中心の骨と、鎖骨によって構成
③肩峰下関節

肩甲骨の外端の肩峰という骨と上腕骨から成る関節です。
多くの教科書や参考書には記載されていないこともあり、関節と呼ぶかどうかは議論されている箇所にもなります。

しかし、野球やバレーボールなどのオーバーヘッド動作においてインピンジメント(衝突)による痛みが発症しやすい箇所でもあり、運動という面から考えるととても重要な関節になってくると考えています。

右斜め前から見た状態
④肩甲上腕関節

肩甲骨と上腕骨によって構成される関節です。
ローテーターカフや大胸筋、広背筋などの筋肉由来での影響が大きく関わる関節となります。

肩峰下関節とともに炎症が多く、ローテーターカフの弱化が原因で上腕骨頭のアライメント不全によるインピンジメントが多く見受けられます。

右斜め前から見た状態
⑤肩甲胸郭関節

肩甲骨と胸郭によって構成されている関節です。
肩甲骨は浮遊骨と呼ばれており、肩甲骨と肋骨に間には隙間ができています。
肩甲胸郭関節はそこを指しています。

左斜め後ろから見た状態

ここの隙間がなくなってしまうと、肩甲骨が円滑に動かないことによる、肩こりや動作不良に繋がります。
「肩甲骨はがし」などはここに対してアプローチしたものになります。

しかし、はがして肩甲骨が動く状態になったとしても、自分で動かせなければただ緩くなっただけです。
動作中は胸郭にしっかりと肩甲骨が張り付いた上で、円滑に胸郭の上をスライドするということが重要です。そのためにしっかりと前鋸筋を機能させ、自分で自在にコントロールして動かすということが、肩甲骨の安定には欠かせないと考えています。

前鋸筋の機能(肩甲骨の外転)

以上が肩複合体と呼ばれる5つの関節です。
少し細かい関節もあり、非常に複雑な構造となっていますが、肩関節を一つの関節として捉えるのではなく、いろんな関節から成り立っているということが理解できれば、痛みやトレーニング方法なども違った対処や考え方が生まれてくるかもしれません。

皆さんの参考にしてもらえればと思います。


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